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ハトノユメ

自作小説ブログ

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飛翔 (3)

約束の日、アルバトロスはイーグル、バーディとともに飛び立った。

山道を利用した滑走路はふだんよりやや難があったが、幸い車輪を損傷することなく離陸できた。

別動隊として同じ場所を目指していたはずのほかの三名は、約束の期日に現れなかった。今どこでどうしているのか、アルバトロスたちには知らされていない。無事でいてほしい、と願った。

三角形の隊列を作って飛行する。先頭はイーグル、そのうしろをバーディとアルバトロスが並ぶようなかたち。

攻撃目標は敵国の戦闘機生産の主軸をになっているといわれる工場だ。

普段の任務では扱わない小型の投下弾を、三機とも四発ずつ搭載している。とはいえ、小型戦闘機に積める投下弾の威力はたかが知れている。工場を破壊するほどの火力は期待できない。

三機の任務は、あとからやってきている爆撃機が仕事をしやすいように、敵を減らしておくことだ。

工場の防衛のために備えられているであろう対空迎撃砲を破壊するために、投下弾を持ってきた。あとは、周辺から異変を察知してやってくる敵戦闘機を蹴散らすのが役目。


アルバトロスのなかで、戦うことへの迷いは消えていない。

だが今は、一緒に本国へ帰りたいと思う仲間がいる。

バーディ、イーグルとともに無事に帰り着くために最善をつくそうと思った。


------


目標の工場が見えた。
向こうが異変を察知して対空迎撃砲を撃ってくる。難なくかわして投下弾を落とす。

やがて方々から煙が上がり始めた。

遠くから、ちらちらと光るものがいくつも近づいてくる。敵戦闘機がきたのだ。

前を飛ぶイーグルが翼をふる。「戦闘開始」の合図。バーディが尾翼をふって横方向へ逸れた。アルバトロスも反対方向へ転回。

舵をきったとたんに、自然とスイッチがはいる。

戦闘用の神経が目を覚ます。

あとは、自分の感性にまかせるだけだ。


(つづきへ→)



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■ コメント

Re: タイトルなし

<<れもん様

コメントありがとうございます!

パイロットの話なのに飛行機に乗っているシーンがあまりでてこないです^^;

貴重な飛行機シーン、楽しんでいただければうれしいです。

仲間っていい響きですよね・・

というか、戦闘開始ですねっ・・!!(ちょっとわくわく

アルバトロス達が、無事に帰れるように祈ります★

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