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ハトノユメ

自作小説ブログ

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冬にねむる (1)

しんと冷えわたる空気。

ラスファイドは長い冬の只中にある。

雪はそれほど降らないが、天をも貫くと称される国境沿いの山々から吹き降ろす風は厳しい。


今年はいつにも増して厳しくかんじられる冬となった。

帝国軍の脅威が迫っている。

どうやら春を待たずに決着をつけるつもりらしい帝国軍は、幾度となく攻撃を仕掛けてきていた。

ラスファイドを攻略するにあたり長年苦慮してきた山越えに関して、帝国軍は新たな攻略法を開発したらしい。ラスファイド軍が想定していたよりもずっと早い速度で大軍が山に押し寄せてくる。


これまで何とか食い止められたのは、長年山での戦闘を想定した訓練を続けてきた山中軍と呼ばれる師団の働きと、突如現れた秘術を操る戦士の存在……レイナの功績が大きいだろう。


レイナは、森で秘術を授かったあの日から、幾度となくラスファイド軍を救ってきた。

腕に刻まれた紋様の力によって、ごく限られてはいるが未来を予測したり、帝国軍を混乱させる幻術を使ったりすることができた。

今やレイナはラスファイド軍には欠かせない人物となっていた。

所属を情報局から前線部隊へと移していたレイナは、日々、迫り来る帝国軍との戦いに明け暮れていた。

(つづきへ→)

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